この間、大弛峠のことを書いたら、そう言えば2000mを超えて自転車で行ける(た?) 所が10ヶ所あったのを思い出しました。
1984年時点の情報ベース、自転車を押してを含む。担ぎは番外情報として。記憶があるうちに残しておこう。
順番は実は意味があるのだけれど、それを書くと差し支える気もするので順不同と言うことで。
1.麦草峠 2127m
メルヘン街道です。
蓼科側から登って行って、ぐんぐん標高を稼いだ後、最後は丘陵地のようなダラダラとした坂を登って行くと、麦草ヒュッテの先に最高地点があります。
どこがピークか、なかなか分からず、フリーランの勝負どころに苦労しました。見晴らしはあんまりよくないですね。
2.渋峠 2152m、国道最高地点 2172m
国道最高地点 2172m
弱虫ペダルの2年目のゴール地点ですね。
草津~渋峠の景色は最高です。一時期噴火でへ通行止めになっていましたが、もう解除されたのかな?
奇しくもこの日は、榛名湖~伊香保温泉~中之条~暮坂峠~草津~渋峠~志賀高原と言った何かと似たような行程でした。
ですが、この日は悲しいことにテント番、10㎏以上あるテントを乗せて、我慢の一日でした。
渋峠 2152m
国道最高地点から少し下って、渋峠ホテル。群馬と長野の県境にまたがっているホテルです。
ここには大きな峠の看板があったはずですがGoogle street viewでは見当たらず。
真夏でも寒い薄暮の中、木戸池キャンプ場へと下って行ったのでした。
3.王ヶ頭 2034m
ここは自転車は乗っては行けません。武石峠側からは美ヶ原自然保護センター前まで。
美ヶ原自然保護センター 1907m
ここからは押してなら行くことができます。(当時)
王が頭の電波塔(2034m)を過ぎたら、美しの塔(1961m)へ。
今でも押して行く分には良いみたいですね。
この先、和田峠農の駅までは乗ってはいけません。
4.乗鞍 2704m(バスターミナル)、3025m(頂上小屋)
ご来光を見に行くぞ!!と言うことで、乗鞍高原温泉街を真夜中2時ころ出発・・・行程はよく覚えていません。
眠かったし、暗かったし。途中道の横に雪の壁があったような気がします。真夏ですが。
確かバスターミナルからは、押しで山頂まで行けたような・・途中少し担ぎで。
今はどうだかわかりません。推奨しているわけでもありません、悪しからず。
バスターミナルでも2704mもあったんですね。
山頂小屋 3025m ご来光

5.幻の 北沢峠 2036m
紹介しておいて、何ですが、南アルプススーパー林道なので、自転車の乗り入れは現在も禁止されています。
自転車を押して・・・と言うのもむしろ禁止処置が厳しくなっているような情報もありますね。
シーズンや道の状況が良ければ、歩いて踏破は可能だと思います。戸台大橋~広河原まで27㎞ほど。
物理的に走れる道がある、但し許可が下りないということで”幻の”とさせて頂きました。
6.大河原峠 2093m
ここを訪れたときは大雨の中。雨池~双子池を通ってピーク付近の笹薮で1年を待つも来ない・・・。
隣で吸っているタバコの火が暖かそうに見えて、吸ってみても暖かくはない・・・当然。
1年よ、早く来い!!
水平に走る雷を目の当たりにしたのは、ここが初めてでした。
7.大弛峠 2358m
大弛峠 2358m の現在
もう笑っちゃうほどの賑わいぶりです。

秩父側から~中津川林道~三国峠~大弛峠と走って、大弛小屋に泊まりました。
当時は本当に山小屋と言った周囲の状況で、閑静な佇まい。北面・南面ともダートでした・・・。
8.富士スバルライン 5合目 2304m、富士山頂 3775m
現在の5合目 2304m。すっかり観光地です。まぁ当時からか・・・。
この道をずっと行くと六合目に向かいます。
軽装で片道3時間で登頂の予定でしたが・・・延々と続く六合目への道を見てそのまま乗り込んでいってしまいました。10:30頃。
ランドナーは多分15~16㎏はあったでしょうか、六合目からは担ぎ。今思えばキャリアくらい外しておくべきだったかもしれません。
六合目で置いて行くという選択肢もあったのですが、下りで同じところを通るのかよく分かりませんでしたので。

絶景の本八合目。山頂の淺間大社 奧宮 久須志神社に到着まで5時間もかかってしまいました。
何と言うか無計画です。写真も傷んでますね。

お釜をぐるっと走って、最後の急こう配を押し上げ山頂 3775m。16:30頃。
後は下るだけ。だったんですが、五合目でフロントバッグを預けておいたコインロッカーのカギをなくしてしまったとか、色々あって河口湖着が21:00になってしまいました。
ここも担ぎ上げを推奨しているわけではありません。このころは規制も何もありませんでした。
今はどうなんでしょうね? でも、登頂には、ちゃんとした計画と装備を推奨します。
9.コマクサ峠 2061m
ここは直接のアプローチはできなくて、地蔵峠か車坂峠からのアプローチになります。
訪れたときは雨、それも秋。菅平~鳥居峠~地蔵峠~車坂峠~小諸のルートでした。
当時はコマクサ峠と言う名前はあまり認知されていなくて、池の平駐車場が湯ノ丸林道最高地点として認知されていました。
地蔵峠~車坂峠の間だけがダートだったかな?今は知らん。
ちなみに車坂峠のすぐそばにはアサマ2000と言うスキー場があるので、車坂峠が2000m越えだと最近まで勘違いしていました。
地蔵峠は1732m、車坂峠は1973mですね。
ちなみに車坂峠の北面は結構厳しいダートでした。南面は全舗装で小諸まで1000m差のダウンヒルが楽しめます。
10.御岳 田の原駐車場 2180m
この看板の前に自転車を置いて、山頂までダッシュで行って来ました。
看板の前や周辺に青い樹脂製のベンチがあったんだけれど、それはもうないか・・・。

山頂から。痛ましい噴火があった、それよりももっと前の御岳です。
秋の信州で、あまり人がいませんでした。
この時は自転車は駐車場に置きっぱなしです。
朝、大滝村~田の原駐車場~山頂へ来たところで、これから下山して、田の原駐車場~大滝村~御岳林道~鞍掛峠~中津川とこの日の行程はまだまだありましたので。
以上が西サ連での通説としてあった昔の2000m越え10ヶ所でした。
今は、もっとあるのかな?
番外編1.富士宮口五合目 2384m
富士山の南側ですね。こちら側はブル道があって、自転車でも下れるという噂がありました。
スバルライン側から登頂、富士宮口側に下るという方法もありますね。
富士山に行った時は、河口湖にサイドバッグやシュラフ、スバルライン五合目にフロントバッグを置いていたので、そちらに下るしかありませんでした。
ここは当時からあったと思うのですが、なぜ10選に入っていないのかは謎です。(富士山でひとまとめかな?)
富士山には1回は行っとけ。でも2回行くのは○○とも言われていました。
ちなみに、あざみラインは1965m。2000m越えの対象外です。
番外編2.富士見峠 (栃木県日光市) 2036m
この富士見峠はGoogle mapでは出てきません。富士見峠って全国各地にありますけれどね。

が、国土地理院発行の地図には、この富士見峠の記載があって、林道らしき道の記載があります。
Google mapの写真で見てもトレイルがあることが分かります。
が、南から登って、その先は破線です。つまりは林道ではなくて、登山道の模様。
日光~北海道の行程の手始めに、日光~いろは坂~戦場ヶ原~志津小屋~志津林道~日光と抜けたのですが、そのころ気が付いて気になっていた峠です。
が、この志津林道のダウンヒルは、ほぼ新品の日東キャンピーのサイドキャリアは折れるし、林道のダウンヒル好きの心さえもへし折られる過酷さでした。
ここは、その先にある峠で、しかもピストンするしかないと言う強者です。
ランドナーでのツーリングと言うよりは、MTBの世界?パスハンかな?
こんなところは探せばもっとあるかもしれませんね。
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